2023京都大賞典の枠順が確定したので隊列を考えてみる。
このメンバーの中だと、最も逃げる可能性が高いのはアフリカンゴールドと思われる。生粋の逃げ馬ではないが、行けるなら行くという感じ。飛ばしていくタイプではない。
ディープボンドは逃げた経験はないが、先行、好位差しの安定した脚質で、今回も前めの位置をとりにくると思われる。阪神大賞典5着のときには衰えも疑われたが、天皇賞春、宝塚記念と健在ぶりを示しており、京都大賞典においても正攻法で乗ってくると思われる。
アイアンバローズは必ずしも先行馬に分類されるわけではないと思うが、積極策をとることもある。ステイヤーズSで2着に入ったときには、途中からレースを引っ張る走りを見せており、アフリカンゴールドが行かなかったり行けなかったりした場合には、案外この馬の逃げもあるかもしれない。前走の天皇賞春でもタイトルホルダーについていく積極的なレース運びを見せていた。
メンバーを見渡すと、切れ味勝負に不安を残す馬が意外といそうな感じがする。ディープボンド、ブローザホーン、マイネルウィルトス。不透明だがプラダリアも該当するかもしれない。切れ味勝負にならないように早めに仕掛けるといった作戦をとってくることも考えられる。一方で、日曜から月曜にかけて雨予報もあり、馬場次第では、乗り方を問わず、これらの馬の不安点が問題とならないことも想定される。
阪神開催だった前年の覇者ヴェラアズールは、従来通りに乗れば中団からやや後方くらいになるかという感じ。スローになった場合に差し切れるかどうか。前年はメンバー断トツの上がり33.2で圧勝しているが、59kを背負って同程度のパフォーマンスを出せるかが課題となりそう。まだ分からない部分が多いものの、改修後の京都外回りは以前よりイン突きが決まらないようにも思えるので、内枠に入った点も若干気になる。
何かしら参考になれば幸いです。最後までお読みいただきどうもありがとうございました。
