2023アルゼンチン共和国杯 注目馬考察

2023アルゼンチン共和国杯登録馬の考察。枠順確定前の週前半時点の考察となる。

ヒートオンビート
2年前の目黒記念2着、前年のアルゼンチン共和国杯3着と好走したのに続き、今年は目黒記念で勝利。ついに重賞制覇となった。特に今年の目黒記念は58kを背負ってのもので高く評価できる。
十分な実績を伴う舞台とあって今回のアルゼンチン共和国杯でも好走の期待がかかるところだが斤量59kは気になる点である。

ゼッフィーロ
前走のオールカマーでは上がり最速で3着に好走。前々走の目黒記念での4着もあり、能力と適性の両面で通用するだけのものはあると見込まれる。
ただ現状は除外対象で出走できるかが最初の関門となる。

ディアスティマ
今年に入り日経賞で3着に健闘すると、前走の目黒記念でも2着に好走。近走の実績から、アルゼンチン共和国杯でも通用する下地はある。
目黒記念で57kだった斤量がアルゼンチン共和国杯では57.5kとなる。0.5kとはいえ斤量増加については単純にはマイナスだが、他方で当時着差なしだったヒートオンビートに比べて増え方が小さく、相対的に有利になりうる側面もある。

マイネルウィルトス
過去にアルゼンチン共和国杯と目黒記念での2着があり、東京2500mの舞台は得意といえる。
レース数も消化している7歳馬だが目に見えた衰えはなく、1年ぶりの復帰戦となった3走前の函館記念では4着に好走。前走の京都大賞典においても、位置取りが悪くなってしまい6着だったものの上がり最速で見せ場を作っている。
気になるのは天皇賞秋でとんでもない時計が出たように東京の馬場状態がかなりよさそうな点だろうか。東京2500mへの適性があるのは前述の通りだが、スピードや切れ味を求められる比重が上がると信頼度が下がる。

 

ハーツイストワール
前年のアルゼンチン共和国杯で2着に好走した実績がある。東京コースの実績も豊富で注意が必要な1頭だが、今回は前年のジャパンカップ以来約11ヶ月ぶりのレースとなる。やってみないと分からない部分が多い。

チャックネイト
前走で3勝クラスを勝利したが実績としては格下の存在。さらにこのときは重馬場でもあったため、週末の天候が崩れるようなことがなければ、アルゼンチン共和国杯に向けての直結性も低い。
一方で、チャックネイトは堅実性が高く、13戦すべてで掲示板を確保している。条件的にも時計のかかる馬場も切れ味勝負もこなしている。上のクラスにおいても、この堅実性を発揮することができればチャンスはあってよいか。

グランオフィシエ
3走前にメトロポリタンSを勝利。近2走は七夕賞、新潟記念と結果を残せていないが、3勝クラス勝ち上がりが2200mだったことも含め2000mは短かった可能性が考えられる。2500mへの距離延長はプラスに働くことが期待できる。
重賞実績はないが、この距離での重賞出走は初めてとなる。条件次第で通用するのか試金石の一戦となりそう。

ニシノレヴナント
前走で2勝クラスを勝ったばかりの3歳馬。51kのハンデは加点材料だが全く通用しなくてもそれまでではある。
一方で過去には同じく2勝クラスを勝ったばかりのコスモヘレノスの好走もあり若干不気味さはある。コスモヘレノスのような突然スイッチが入った感はない反面、ニシノレヴナントは2400m、2500mの実績が他の距離に比べて明確に高い。
なお、現状は除外対象である。

何かしら参考になれば幸いです。最後までお読みいただきどうもありがとうございました。