宮城野部屋のえげつない事件の衝撃が走る中、春場所の番付が発表されました。
琴ノ若が大関に昇進。昇進までもう少しかかるかと思っていたら先場所の13勝で一気に大関に。順に成績が上がっていっている。体格の割に器用で安定した取り口だが新大関場所は苦戦傾向にあり果たして。
関脇は大栄翔と若元春。若元春は一場所で戻ってきた。ともに三役の常連。
全体に勝ち越し数の割に番付が大きく上がっている感じがする。錦木なんか5枚目での8勝で小結復帰。番付運というものだろうか。
その流れの中で、王鵬、隆の勝、大の里もだいぶ番付を上げてきた。
王鵬は良血度なら琴ノ若に負けていないが上位とはまだ力差がありそう。どこかで覚醒するか。隆の勝は少し前の三役常連で久々に存在感を発揮できるか。大物感ある大の里は下位では無双も上位では勝てず。圧力を止められてからの攻めが課題となりそうだが伸びしろは十分でこの位置でも楽しみはある。
この番付の上がりやすい流れなら朝乃山は本来三役に戻れていてよかったと思うが先場所も途中休場があり筆頭止まり。所々ついていない。前にも阿炎に阻まれたことがあったような。とにかく15日間無事に取り切ってほしい。
平幕中位に元大関3人。上位陣の顔ぶれの変化とともに時代の移ろいを感じる。
御嶽海は急速に萎んできてしまっている感じもするが、高安、正代はまだやれる。正代は先場所で金星をあげている。このあたりが好調だと面白くなりそう。
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