2025エリザベス女王杯 注目馬考察

2025エリザベス女王杯登録馬の考察。枠順確定前の週前半時点の考察となる。
週末の京都は降水確率がややあるものの雨マークは出ていない。良馬場で開催できてよさそうだが、先週日曜は雨の中で重馬場での開催。発表の割には時計が出ていた感じだが、雨の開催を経た影響は気になる。

レガレイラ
前年の有馬記念を制覇。前走のオールカマーではその実績もあって57kを背負わされたが、速い時計にも対応して勝利。他の登録馬にこうしたパフォーマンスが可能かといえば、少なくとも即答することはできず、エリザベス女王杯においてはレガレイラの能力の絶対値が抜けている可能性は十分にある。
ただ、これだけの実績があるにも関わらず、トータルでは中山専用機のような成績となっている。前年のエリザベス女王杯においても、確かに不利はあったものの5着に終わっており、能力を発揮できるかという観点では絶対的な信頼はできないか。

エリカエクスプレス
今年の牝馬3冠路線で活躍した1頭で、前走の秋華賞では2着に好走。距離延長が課題となるかと思えたが逃げて2着に好走。
秋初戦が京成杯AHだったことから、マイルCSが目標なのかと思っていたが、京成杯AHでの凡走と秋華賞の好走という結果を受けてか、エリザベス女王杯に登録してきた。陣営としては2200mに一定以上の可能性を感じていることが窺える。この馬に抱いてきたイメージとはギャップのある判断となるため、どのように考えるべきか悩ましいところ。
1つの仮説としては、本来的には中距離に合う適性をもっているものの、気性的な問題などで、短い距離が合いそうな外観を呈しているという可能性が考えられる。秋華賞での好走は京都内回りでコントロールが上手くいった結果という解釈をとりうる。エリザベス女王杯においては、距離延長とともに京都外回りとなる点が課題となるかもしれない。

パラディレーヌ
前走の秋華賞では大外枠だったものの、よく差を詰めて3着に好走。やや地味な印象があるものの、この馬も3歳馬の中で上位の能力をもつ。
パラディレーヌはオークスにおいても4着と健闘しており、エリザベス女王杯の2200mは大きな問題とはならないと思われる。とはいえ、オークスではアルマヴェローチェに喰らいつくのが精一杯だったようにも見え、距離延長を味方にできるかまでは分からない。

リンクスティップ
桜花賞3着好走の後、距離延長に期待する手もあったオークスでは5着まで。上位2頭はもちろんのこと、4着パラディレーヌにも若干分の悪そうな内容であった。理想ほどの距離延長効果はなかったというのが率直な印象となる。
一方でリンクスティップはオークス後に骨折が判明。仮にレース中に起きていたとすると評価は変わってくる。
その面では見直してもよい存在のはずだったが、前走の紫苑Sでは1人気8着といいところがなかった。故障の後遺症が出ていることが考えられる。
なお、リンクスティップの位置取りとしては、桜花賞が大外ぶん回しで、オークスも外から脚を伸ばしていた。きさらぎ賞では少頭数の中、やはり外目を回りながら直線を迎えていた。対して紫苑Sでは、最内枠を引いたこともあってか馬群の真ん中という状態。これらのことから揉まれ弱いタイプという可能性が残る。前走を度外視するとしたらその点かという気がするが、エリザベス女王杯ではもちろん多頭数が想定される。

 

ステレンボッシュ
3歳時は牝馬3冠路線で活躍した馬だが、今年4歳を迎えてから3戦とも足りない結果に終わっている。とはいえ一応3戦とも負ける理由はあった。それにしても負けすぎなのではないかという点が気がかりではあるが、今回のエリザベス女王杯が今年の中では条件的に最も期待しやすいレースなのではないかと思われる。逆にここでも凡走するようだと、当面狙いが立てづらくなるが。

ココナッツブラウン
前々走のクイーンSで2着に好走すると、前走は札幌記念で2着に好走。2000m自体が初距離で、しかも時計のかかる状況だったが外からよく伸びた。エリザベス女王杯の2200mも初距離ではあるが、スタミナ面では前走の好走はプラス評価となってよい。
ただ、前走は特殊と思える馬場でトップナイフの勝ち時計も2.01.5とかかっている。こうした馬場での実績を額面通り受け取ってよいのかは疑問もある。
札幌記念を除くと、ココナッツブラウンの最大実績はクイーンS2着ということになる。このとき使った上がり34.0はメンバー中断トツであり強い内容だった。コースは不問で、クイーンSのパフォーマンスからも期待できる材料はある。

シンリョクカ
前々走のヴィクトリアマイルにて0.2秒差の6着の後、前走の新潟記念では56kを背負いながら4着に好走。エリザベス女王杯で通用して不思議ない能力を秘めていると思われる。安定感は高くなく、ポテンシャルからすると足りない結果に終わることもあるが。
しかし、前年のエリザベス女王杯では4着と健闘し、能力のあるところを示したものの、やはり距離が少し長そうな感じはあった。

ヴェルミセル
前走の京都大賞典では、上がり最速の脚で内から差してきて3着に好走。斤量差があったとはいえ、サンライズアース、アドマイヤテラの間に割って入ったことは高い評価となりうる実績と考えられる。
ただし、過去にも京都大賞典で好走した牝馬がいたが、必ずしもエリザベス女王杯での好走に結び付いていない点は気になる。スマートレイアー、レッドジェノヴァは続くエリザベス女王杯では馬券に絡むことができていない。ちなみにメイショウベルーガはエリザベス女王杯でも2着に好走したが京都大賞典では56kを背負った上での勝利だった。

フェアエールング
前走のオールカマーでは積極策で4着と健闘。前々走のクイーンSにおいても56kを背負いながら3着に好走しており、相手なりに走りながら徐々に実力をつけてきた印象。
前走に関しては、レガレイラのパフォーマンスが高く、比較してしまうと厳しい立場となる。フェアエールングについては、仮にレガレイラが能力を発揮できなかった場合に通用するかという観点での検討となる。
京都は初コースであるとともに、キャリア全体として小回りコースの比重が高め。経験値の面が問題となるかもしれない。

何かしら参考になれば幸いです。最後までお読みいただきどうもありがとうございました。