2025スプリンターズS登録馬の考察。枠順確定前の週前半時点の考察となる。
週末の中山は降水確率がそこそこあるのが気になるものの雨が降る予報とはなっていない。現時点では良好な馬場での開催が見込まれる。
サトノレーヴ
春の高松宮記念でGⅠ制覇。その前後の海外GⅠでも好走しており、充実期と感じられる。
高松宮記念におけるサトノレーヴの勝ち時計は風の影響もあったようで1.07.9。海外GⅠもスプリンターズSで想定されるより時計はかかっている。こなせる馬場の範囲は広いものの、本質的には少し時計のかかる状況になった方が能力を発揮しやすいという可能性は残る。前年のスプリンターズSでは7着に終わったが、そのあたりも一因かもしれない。ここにきての充実度で逆襲なるかどうか。
ママコチャ
スプリンターズSは2年続けて好走。2年前は1.08.0の勝ち時計で1着。前年は1.07.0の勝ち時計の中で0.1秒差の4着。時計に幅があり条件面では今年も問題ないと見込まれる。
漠然とした不安としてはピーク期間の問題、すなわち3年続けて好走なるかがあげられる。もっとも、今年に入っても高松宮記念では3着に好走。前走のセントウルSもカンチェンジュンガの強襲に遭い2着ではあったが、前哨戦としては及第点といえる内容だった。明確な衰えは確認できない。
なお、ママコチャはこの路線でトップクラスの能力をもつ1頭ではあるものの、もともと必ずしも抜けた能力まではないと思われる。
トウシンマカオ
前年のスプリンターズSにおいて2着に好走。今春の高松宮記念においても4着に好走したが、多少伸びを欠いたあたり、どちらかというとスピード、切れ味が生きる状況になった方が、この馬のよさが出るようにも思える。前々走の京王杯SCでは、上がり32.6を使いながら、1.18.3という1400mのレコードを出して勝っている。
前走のセントウルSでは3着。前哨戦として無難に走ってきた感じで、パフォーマンス面で付加することはないが、休養明けでマイナス14kだった馬体重が気にかかる。
ルガル
前年のスプリンターズSの覇者。前年は故障の影響もあり、高松宮記念以来の実戦ではあったが、時計が速くなっても高いパフォーマンスを発揮できることをあわせて証明する結果となった。
ただ、前年のスプリンターズSの後の3戦が芳しくない結果に終わっている点は不安材料。とはいえ、うち2戦は海外なので、環境面などで能力を発揮できないことが起きやすい。もう1戦は高松宮記念だが、前年骨折した舞台でトラウマが生じていた可能性を一応は指摘することはできる。
なお、ローテーションとしては今年も間隔が空いての出走となる。
ナムラクレア
1200mのGⅠでは<0,3,2,1>。勝利が遠いが長期間に渡り高いパフォーマンスを発揮している。直近では前々走の高松宮記念において2着に好走している。
とはいえ、位置取りとしては後方にシフトしてきており、明確ではないもののスプリンターとして若干の衰えは出始めているのではないかという気はする。前走の函館スプリントSでは出遅れていまい、内を突くしかなくなって8着に終わった。時計がやたらと速かったことで後方からでは物理的に届かないという説明もできる。
ナムラクレアは本来的には幅広い馬場で能力を発揮できる馬ではあるが、こうしたことを加味すると、現状では多少時計がかかった方が期待しやすいと考えられる。
カンチェンジュンガ
前走のセントウルSでは鋭い末脚を発揮して勝利。速い時計で勝ったことのなかった馬が、1.07.4という勝ち時計で差し切り勝ち。この勝利を従前の実績から説明することは難しく、スプリンターズSに向けても得体の知れない不気味な存在となる。
前走にしても4走前の阪急杯にしても、末脚を身上とするパフォーマンスとなっていることから、中山1200mのイメージには合わない感じがするが、前走もそれまでのイメージにはないパフォーマンス。別の新味を出してくる可能性を否定しづらい。
カピリナ
前走の函館スプリントSで重賞初制覇。デビューから一度も崩れることなく常に掲示板を確保している。前走は1.06.6という時計での勝利で、これが最大実績とはなるが、わりと条件不問のタイプと考えられる。ここまで見せてきた堅実さがGⅠのスプリンターズSにおいても通用するか試金石の一戦となる。
今回はカピリナ史上最長のレース間隔となる。休養明けで能力を発揮できるか不安という考え方もできるし、その間にまた成長している可能性に期待するという考え方もできる。
ジューンブレア
前々走の函館スプリントS、前走のCBC賞と重賞で2戦続けて2着に好走。前々走は速い時計の出る前傾ラップ、前走は後傾ラップで好走しており、対応できるレースの幅広さが窺える。実際に芝1200mに関してはオール連対を継続中。
前々走の函館スプリントSではカピリナと遜色ないパフォーマンスで、スプリンターズSに臨むにあたっての立ち位置としてもカピリナに近い。
ピューロマジック
前年のスプリンターズSでは0.5秒差の8着。通用はしなかったが後続を離した逃げで見せ場は作った。今年も展開の鍵を握る馬となるかもしれない。
典型的な逃げ馬という印象のピューロマジックだが、前走のアイビスSDでは馬を前に置く形をとりながら勝利。直線1000mでの出来事をコーナーのある1200mに直結させるのは乱暴だが、気性的な成長があったという見方もできるか。
何かしら参考になれば幸いです。最後までお読みいただきどうもありがとうございました。