2025クイーンS登録馬の考察。枠順確定前の週前半時点の考察となる。
週末の札幌は晴れ予報。初日はTVh賞で1.07.4の勝ち時計が出ており、洋芝でもベースはよさそう。
アルジーヌ
着実に実力をつけてきて前走のヴィクトリアマイルでは4着に好走。GⅠ舞台でも堅実なパフォーマンスを発揮することができた。
クイーンSは前年に3着に好走している。舞台適性は証明済み。前年は稍重馬場で勝ち時計も1.47.4であったところ、今年は異なる馬場になることも想定されるが、近走の内容から時計が速くなっても苦にする心配は小さい。
前年55kだった斤量が56kとなる点はマイナス材料となるが、それを埋めることを期待できる自力強化が感じられる。
クリスマスパレード
紫苑S1着、秋華賞5着、中山金杯4着と、軽い馬場の2000mでの実績が目立つ。とはいえ、前々走の中山牝馬Sでも3着好走と十分に適応できており、特定条件に特化したタイプではない。
中山牝馬Sの勝ち時計は1.47.1であり、今回のクイーンSの方が馬場が軽くなる状況も想定される。2000mだけでなく1800mでも速い時計に対応できるかが問題となりうる。
この点については前走のヴィクトリアマイルも1つの参考材料となるか。着順としては9着に終わったが、スタートがうまくいかず中団から運ぶ羽目になりながら0.4秒差なら悪い内容ではない。1800mで時計が速くなったとしても、顕著に不適応を起こすことはなさそう。
ただし、クイーンSでは57kという斤量を背負わされる。前々走の中山牝馬Sのときの56kよりも重い。
アリスヴェリテ
前走のヴィクトリアマイルでは大逃げで5着に好走。あわやの場面を演出しており、この好走には驚かされた。
洋芝経験のない点は気になるが、小回り1800mはアリスヴェリテの持ち味を活かせる条件と期待できる。クイーンSにおいても能力を評価すべき1頭といえる。
なお、脚質的にも安定感は低く、気分を害されずに走れる状況を得られることが必要となる。
ビヨンドザヴァレー
前走のヴィクトリアマイルでは15着に大敗したものの重賞レベルであれば通用してよい実績がある。
1600mに比べると1800mの経験が少ないが、3走前の中山牝馬Sにおいて4着に好走している。中山牝馬Sではやや伸び負けした感もあるが、仮にこのときより時計が速くなったとして、そのことがプラスに働くかどうか。後押し1つで好走を期待できる圏内にはいる。
1600m重賞での好走もある点はプラスと捉えたいが、ターコイズS2着時の勝ち時計は1.33.2に留まっている。また前々走の阪神牝馬Sは上がり比べの様相の中、切れ負けした部分もありそうで微妙な感じもある。
フェアエールング
前走の福島牝馬Sにおいて2着に好走。ただし、福島記念2着、小倉牝馬S1着を含め、フェアエールングは2000mの実績が多く、1800mの目ぼしい実績は前走の福島牝馬Sのみとなる。前走においてはアドマイヤマツリに完封された印象もあり、当時と同じ56kの斤量を背負わされる点は気にかかる。
一方で札幌については<3,1,0,1>の実績がある。コース替わりで前走以上のパフォーマンスとなればよいが。
フィールシンパシー
小回り1800mを得意とする馬で、中山牝馬S、福島牝馬Sの両方で2年続けて掲示板に入っている。特に福島牝馬Sにおいては2着、3着と馬券にも絡んでいる。
とはいえ前々走の福島牝馬Sに関してはフェアエールングと同じくアドマイヤマツリに完封された印象。これも含めてフィールシンパシーはおそらく重賞レベルでは当落線上にいると思われる。能力的にもコース適性的にも、クイーンSで好走があっていい馬ではあるが、何か他に強調材料がほしいところでもある。
レーゼドラマ
前々走のフラワーCを圧勝した3歳馬。古馬との力関係は分からないが、斤量差もありクイーンSでは過去に3歳馬の好走事例が多数ある。
前走のオークスでは大敗したが、距離の問題も考えられる。フラワーCと同じ1800mで仕切り直しとなる。フラワーCの勝ち時計は1.47.8であり、クイーンSでは時計を詰められるかが課題となりうる。
ココナッツブラウン
前走の3勝クラス・錦Sでは2着に0.4秒差をつける完勝。レベル的にはクイーンSにおいて好走を期待できるものと思われる。ただ、京都1600mでスローから上がり32.8の切れ味を発揮したという内容であり、クイーンSで求められる適性とは異なる。4歳以降のココナッツブラウンの好走時の上がりは33秒台が並ぶ。
一方でそもそも近走は京都外回りばかりを使っており、小回りを最後に使ったのは1勝クラス勝利時の札幌1800m。このときはこのときで2着に0.5秒差をつけている。小回りで凡退した経緯はないため、コース替わりがどのように作用するかは見当がつかない。
パレハ
2勝クラス、3勝クラスを連勝中で上昇度が感じられる。また、近2戦はともに函館1800mであり、同じ洋芝1800mということでクイーンSにおいて舞台適性が見込まれる。
前走の3勝クラス・五稜郭Sは混合戦ではあるが、上位人気がパレハを含め軒並み牝馬という特徴があった。その点については少し割り引いた方がよいかもしれない。
何かしら参考になれば幸いです。最後までお読みいただきどうもありがとうございました。