北村晴男弁護士の立候補に思う。

週末に向けて参院選の話題をよく見るようになった。
恥ずかしながら政治にはまったく明るくないが、今回が最も関心があるかもしれない。
ここ最近、国がおかしいと感じている。同じように感じている人は多いのではないかと思う。しかし政府は投票率が上がることを見越してか、投票日を3連休の中日に設定。姑息である。

知識がない故、現政権がダメということ以外は語れないのだが、意外な人物が立候補していることを知った。
行列のできる法律相談所でおなじみの北村晴男弁護士が日本保守党から立候補。

行列は、島田紳助がいなくなったあたりからあまり観なくなってしまって、今春終了となったようだが、昔は楽しく観ていた番組。北村弁護士のキャラも好きだった。

 

立候補決断の動機は日本が壊されてしまうという危機感とのこと。
まさに最近不安に思っていることで、とても共感できる言葉である。腰を上げないといけないと、そう思わせるほどの状態なのだろう。

街頭演説の動画を観たが、ロジカルかつ迫力ある語りで聞き入ってしまった。とりわけ外国人問題への政策は支持したいと思う。

日本なんだから、それこそ日本人ファーストでいい。「外の人」どころか別の字を書く連中に媚び諂っているように見える現政権はおかしい。このままいくといずれ日本が乗っ取られるのではないか、陰謀論を鼻で笑っていられなくなるのではないかという恐怖さえある。

演説動画を観ていると、何故か昔のことを思い出す。

本業が優先で政治家になることなんて考えていなかったはずの北村弁護士。
冷静沈着で笑わないキャラ設定を守るために笑いをこらえていた北村弁護士。
丸山弁護士と犬猿の仲設定で暴言を吐いたりしていた北村弁護士。
だけど丸山弁護士が24時間マラソンに挑む折には非公式で暑中見舞いを送ったりしていた北村弁護士。
娘には意外に甘々な一面を見せていた北村弁護士。
トライアスロンに挑戦した菊地弁護士がピンチに陥ったときに一人バスを降りて沿道から鼓舞し続けた北村弁護士。

同世代ではないものの、ある面で同じ時代にいた北村弁護士が、国民が不安に思っている難題を解決しようと立ち上がって、仲間を集めようと声を枯らしている光景に、なんだか嬉しい気持ちになった。
69歳と年齢を重ねて昔より丸くなったように見える。その一方で、昔からの真面目さと熱さと時折見せる口の悪さは健在。

利権とか金銭欲とかとは無縁で、本当に国をなんとかしたいという思いでやっているのだと思う。
年齢を重ねて得たものも失ったものも、おそらくあったのだろうが、集大成のような意味での立候補にも感じる。当選できるといいけど簡単ではない模様。

数多の思いを巡らせながら動画を観ていたら、何故か涙腺が緩くなってきてしまった。自分も病んでいるのかな?
実は仕事の休み時間にこっそり観ていて、しかも終わったタイミングで話しかけられてしまったから、コンタクトがズレた芝居をするのが大変だったよ。

もっとも、政策の実現性などについては、正しく判断できるだけの知識はない。どこに入れるのかもなんだかんだ決め切れてはいない。ちなみに本記事も特定の党を推奨しようという意図ではないのであしからず。
今や国全体が変な空気感になっていて、頭を挿げ替えることができたとしても、たくさん問題が残るかもしれない。それでも今週末の結果が国が少しでもいい方向に戻っていく契機になることを願っています。

最後までお読みいただきどうもありがとうございました。