2025桜花賞登録馬の考察。枠順確定前の週前半時点の考察となる。
桜花賞当日は一時雨の予報が出ているが、先週は雨が懸念されながら結局は時計の出る馬場での開催。大阪杯ではレコードが出るほどだった。いざ開催日となればまた良馬場かもしれないし、降ったとしても断続的なものであれば影響は大きくないかもしれない。
アルマヴェローチェ
前走は阪神JFを勝利。重馬場の札幌2歳Sを2着に好走していて、他方で阪神JFも勝利。適性の幅広さを感じさせるのとともに真の適性はよく分からない。
とはいえ、桜花賞に向けては阪神JFの実績は当然評価材料になるし、洋芝の重馬場に対応した実績は道悪になった場合に安心材料となる。
近年ありがちなローテーションで阪神JFからの直行での桜花賞参戦となる。そのため、この期間に自身の状態がどうなったか、他馬との力関係がどうなったかという変化具合については不確定要素となる。過去の事例としては同じローテーションを採ったソダシ、リバティアイランド、アスコリピチェーノが桜花賞で好走しており、データ的には問題ない。過去の事例と異なる点としては、アルマヴェローチェの勝った阪神JFは京都開催であったこと。アルマヴェローチェは直線急坂コースを走った経験がない。
エリカエクスプレス
前走のフェアリーSは2着に0.5秒差をつける楽勝。前傾ペースで先行し、前を捕まえ後続に何もさせなかった。時計も1.32.8と速い。
桜花賞においても自身のレースを展開することができれば有力な1頭となりうるが、例えば上がりの速さを要求されるような状況になった場合は、どこまで能力を発揮できるか不透明となる。
エンブロイダリー
前走はクイーンCにおいて2着に0.4秒差をつける圧勝。クイーンCも前傾ラップであり、時計はもっと速く1.32.2。エンブロイダリーもエリカエクスプレスと同様に先行から後続を離すレース運びを見せた。
クイーンC勝利が現状の最大実績となるが、前々走で1勝クラスとはいえ上がり33.1を使って勝っており、ラップ面での死角は少ないか。
気になるのは右回りの経験が1戦しかなく、それがキャリアの中で唯一連対を外したレースであること。位置取りのまずさが原因と捉えることは可能ではあるが。また関西圏での出走は今回の桜花賞が初めてとなる。
ショウナンザナドゥ
前走はフィリーズレビューで差し切り勝ち。1400mへの距離短縮で末脚が嵌ったようにも思えたが、3走前には阪神JFにて4着。桜花賞において侮れない1600m実績をもっている。
しかし前々走のクイーンCでは9着といいところなし。桜花賞に向けては、関西では安定して結果を残しているということでクイーンCをノーカウント扱いとする手はあるが、おそらくクイーンCで賞金を加算できなかったことでフィリーズレビューに出走している。ローテーションの狂いが生じていると思われ、桜花賞に向けて余力が残っているかが問題となる。
クリノメイ
前々走の阪神JFでは大敗に終わったが、前走のチューリップ賞では人気薄で勝利。この世代の阪神JFは京都開催であったため、本番と同じ舞台で行われたチューリップ賞で勝ったことは例年より価値が高くなるが、クリノメイの勝利に関しては展開に恵まれた部分がある。本番においても再度恵まれたいところ。
ウォーターガーベラ
前走のチューリップ賞では上がり33.2の脚で差してきて2着に好走。内をうまく突いた感じはあるが、相対的に高いパフォーマンスだったと思える。
一方でこれまでのキャリアにおいては、あっけなく敗れている場面も目立つ。切れ味は前走で証明されたが、仮説としてはスタミナやパワーに欠けていたりして乗り難しさがあるのかもしれない。
ビップデイジー
前々走の阪神JFで2着に好走。アルマヴェローチェには伸び負けたが結果自体にはやはり評価が必要となる。
ただ、前走のチューリップ賞ではスローペースを先行しながら3着まで。好走できたとはいえやや物足りない内容に思えた。強さは感じないが堅実という感じだろうか。
リンクスティップ
前走はきさらぎ賞で2着に好走。サトノシャイニングの相手にはならなかったものの、最下位に終わったウォーターガーベラと違い渋太さを発揮しており、ランスオブカオスに最後まで抜かせなかったことは評価できる。
ただ1800m、2000mの経験のみで、1600mへの出走経験はない。距離適性については不確定要素となる。前走は稍重馬場でもあり、桜花賞が時計の出る馬場となった場合にはより適性を想像しづらくなる。
プラスになりうる点としては前走の入りが34.4で、その中で先行していること。距離短縮とはなるが、仮にペースがそれほど上がらなければ、入りが緩やかなのに残り距離が前走より短いというレースを楽に感じさせる効果が生じる期待はある。
ブラウンラチェット
前走の阪神JFでは1人気に支持されたものの16着と大敗。そもそも死角をもつ人気馬ではあったが、当日は馬体重が大きく減っていたように、関西への輸送が響いたのではないかということが考えられる。
桜花賞に向けては栗東滞在をしているようで、体調面に関しては今度はいい状態でレースを迎えることを期待できるか。ただ、序盤から脚を削られるような流れとなった場合にどこまで対応できるかについては依然として不確定要素となる。
ヴーレヴー
初の1600m出走となった前走のエルフィンSを勝利。スマートな勝ち方であったのとともに3着馬には0.7秒差をつけている。距離延長に対応できたというか、距離延長がプラスになったという解釈もできるかもしれない。
時計としては1.35.3なので、桜花賞で速い時計を求められた場合に対応できるかは未知。
何かしら参考になれば幸いです。最後までお読みいただきどうもありがとうございました。