2025フェブラリーS登録馬の考察。枠順確定前の週前半時点の考察となる。
週末は雨が降る可能性は低く、馬場状態については気にしなくてよさそう。
ペプチドナイル
前年のフェブラリーS覇者。先行勢を捕らえた後、後続も封じ込めており、人気薄ながら王道の勝ち方だったと思われる。
前走のチャンピオンズCでは5着までだったが、1600mの方が合っている可能性が指摘できた。仮にそうであればフェブラリーSにおいては、距離短縮に伴う前進が期待できる。
コスタノヴァ
前走の根岸Sは2着に0.7秒差をつける圧勝で、上のクラスでも期待できる内容。
フェブラリーSにおいては、1600mへの距離延長で、前走と同様のパフォーマンスを発揮できるかが問題となる。条件馬時代の成績からは顕著に適性の差があるという感じもしないが、やはり不確定要素ではある。
エンペラーワケア
ダートでは一貫して1400mばかり使っていたが、前走の武蔵野Sにおいて初めて1600mへの参戦。
距離適性は不透明だったが適応して勝利。1600mの重賞実績を積めたことはフェブラリーSに向けて収穫と考えられる。内容としても直線で寄られる不利がありながら盛り返すといったもの。
とはいえ、4走前の根岸S1着時の方が内容に余裕があり、やはり1400mの方が合っているのではないかという印象は残った。GⅠでも乗り越えられるかどうか。
ガイアフォース
前年のフェブラリーSでは初ダートながら2着に好走。能力とともに舞台適性を証明しており、今年も注意すべき1頭と思われる。
一方で、前走のチャンピオンズCでは15着に大敗。とにかくダート経験が少ない馬で、今回が3戦目。それだけに思わぬ形で能力を発揮できないパターンも想定内ではあった。中京1800mはダートスタートだった点も初経験で勝手が違ったか。
フェブラリーSでは巻き返しが期待できる反面、例えば揉まれた場合など別の課題が生じるおそれも感じられる。
サンデーファンデー
2連勝中で前走はプロキオンSで重賞初制覇。ここにきての充実が感じられる。
前走は逃げてリズムを掴んで、そのまま勝ち切ったという内容。結果を残しているときの脚質からは、フェブラリーSでは1600mへの距離短縮が課題となりうる。もっとも前年のペプチドナイルも1600mは初めてだったが。
サンライズジパング
前走はプロキオンSで2着に好走。パフォーマンスの印象度としてはサンデーファンデーより上だった感じがする。
この馬も主な実績は1800mと2000mであり、1600mへの距離短縮が課題として想定される。ただ、2000mより1800mの方が適性がありそう。1800mがベストの可能性も十分ではあるが、仮に1600mの距離を味方にできるようなことがあれば、チャンピオンズC6着より上のパフォーマンスもあってよい。
ドゥラエレーデ
前走のプロキオンS3着を含め、それほど強さを感じない馬だが、とはいえ実際にチャンピオンズCで2年続けて3着に好走している。おそらくイメージより強い馬で、上のクラスでも食らいつけるだけのポテンシャルがある。
前年のフェブラリーSでは12着に終わっており、この馬も1600mへの距離短縮が気がかりな点となる。
ミッキーファイト
前々走のジャパンカップダートクラシックで2着に好走。上がり最速で3着以下を離しており、能力の高さを示す内容であり、ポテンシャル的にはフェブラリーSで通用して不思議ない。
レパードS勝利の実績もあるように、1800mもこなせることは証明済みだが、2000mで高いパフォーマンスを発揮しているだけに1600mの適性がどの程度あるかが問題となる。
タガノビューティー
8歳初戦となった前走の根岸Sでは落馬競走中止。直近の状態を測る機会がなくなってしまった形だが、そもそも安定感のない馬で、仮にアクシデントなしで凡走していたとしても、衰えたとは決めつけられなかったと思われる。
特にアテにしづらい馬だが、前年のフェブラリーSでは4着に好走。能力発揮が叶えば侮れないものはある。
ウィリアムバローズ
前走のJBCクラシックでは2人気で6着に終わったが、タフな条件であり、フェブラリーSに向けては気にする必要はない。京都1800m開催で重となった東海S勝ちがあり、距離や馬場に関しては、前走よりはフェブラリーSの方が合っている可能性も考えられる。
ただ、1600mについては、かしわ記念で6着に留まっている点がどうか。このときは最内枠で前の位置をとれず、自分の形になれなかったことが一因だが、フェブラリーSにおいても生じうる状況ではある。
何かしら参考になれば幸いです。最後までお読みいただきどうもありがとうございました。