2024チャンピオンズカップ登録馬の考察。枠順確定前の週前半時点の考察となる。
週末の中京は現時点で雨は降らない見込み。それほど時計が速くなることはなさそうか。
レモンポップ
国内に限定すれば6連勝中。前走のマイルCS南部杯も前年のような着差とはならなかったが、それでも3着馬には0.9秒の差をつけており、十分に強い内容だったと思われる。
前年のチャンピオンズカップも制しているように、1800mの距離も問題なくこなせるが、特に近走は前に行って結果を残している。逃げに拘る馬ではないはずだが、やはり同型との兼合いは気になる。
ウィルソンテソーロ
前年のチャンピオンズカップにて人気薄の身で2着に好走。前年好走で、かつ、近走の着順もまとまっていることから、状態は悪くなさそうで、再度の好走を期待することができる。
一方で、この1年はどちらかというとタフな条件で結果を残している傾向がある。1600mのフェブラリーSでは8着だったのに対し、前走では佐賀のJBCクラシックでパフォーマンスを上げている。適性が前年と変わらず中京1800mがゾーンにあればよいのだが。
サンライズジパング
前走はみやこSを勝利。チャンピオンズカップと同じ1800mでの重賞制覇は加点材料だが、GⅠでも通用するかどうかチャンピオンズカップは試金石の一戦となる。
前走は京都で、かつ、重馬場での開催だった。前々走のジャパンダートクラシックにおいては3着だったとはいえ、少しパフォーマンスを下げている感もある。ホープフルS3着と芝でも結果を残している馬であり、中京の砂質がどのような影響を与えるかは気になる。
ペプチドナイル
3走前にフェブラリーSを勝利。前走はマイルCS南部杯2着で、近走は1600mで結果を残している。そのためチャンピオンズカップにおいては1800mへの距離延長が課題となりうる。
遡れば1800mでも結果を残しており、ペプチドナイルは1800mにも一定の適性があるとは思うが、仮に最大適性からズレがあった場合にGⅠレベルで適応しきれるのかが問題となる。
クラウンプライド
2年前のチャンピオンズカップで2着に好走しているが他方で前年は11着。ただ、ここにきて2連勝。特に前走のコリアCは海外のレースでよく分からないところがあるもののウィルソンテソーロに0.9秒差をつけての完勝であり、年齢的にもまだ衰えていないと思われる。
能力、適性ともチャンピオンズカップに通用してよい要素はあるが、安定感の面で頼りなさも感じられる。
ハギノアレグリアス
前走のシリウスSを休養明けながら59.5kで勝利。シリウスSは阪神開催だった前年にも勝っているが当時の斤量は58.5k。斤量面からは今年の方が高い評価となり、チャンピオンズカップに関しては、前年の6着からの前進を期待できる。
前々走の平安Sにおける見所のなさが少し気にはなるが中京の経験は豊富。1800mの東海S2着の実績もある。
ガイアフォース
前々走のフェブラリーSにおいて初ダートながら2着に好走。ダート適性の証明といえるが、とはいえダートでの経験値の少なさは気がかり。フェブラリーSでは馬群が縦長になったためか、わりと1頭で走れていたところもあり、揉まれることがないかは不安材料となりうる。
中京1800mに関して、距離の方は大きな問題にはならないと思えるが、東京との砂質の違いに対応できるかは未知。
何かしら参考になれば幸いです。最後までお読みいただきどうもありがとうございました。