2024CBC賞登録馬の考察。枠順確定前時点の考察となる。
中京はこのままいけば良馬場での開催となりそう。馬場は良好な状態で2勝クラスで1.07.3の勝ち時計が出ている。
ピューロマジック
前走の北九州記念でもスタートを決め逃げ切り。古馬初対戦での勝利となった。
脚質上、他馬との兼ね合いは気にしなければならないが、テンのスピードには優位性があり、速い時計への対応力もある。
近走は阪神、京都、小倉で結果を残しており、初の中京コースとはなるが、それほど不安要素にはならないかと思われる。とはいえ、実績は右回りばかりなので左回りへの対応力は未知ではある。東京の新馬戦で大敗しているもののダートでもあったので、これをもって左回りが合わないとはならないが。
前走との比較上、何より課題となるのは2.5k増えて55.5kとなる斤量だろうか。なお、この点は陣営も気にかかっているようで、出走に対して消極的とも受け取れるコメントも出ている。
アグリ
重賞実績は十分で1200mにおいてもセントウルS2着、シルクロードS2着といった好走実績がある。セントウルSでは1.07.2の勝ち時計となる中での好走であり、速い時計にも対応できる下地がある。
ただし、1200mでは位置取りが後ろになる傾向が見え、レース運びからは本質的には1400mの方が合っていそうな印象もある。
1200mの適性も備えているのは前述の通りだが、休養明け、及び58.5kという斤量で対応しきれるかどうか。
スズハローム
前走は京王杯SCで3着。3勝クラスを勝ち上がっていきなり重賞で結果を残したことから上昇度が評価できる。
とはいえ、京王杯SCは上がり主体のレースで、1200m戦に向けては参考にしづらい。さらにスズハローム自身、1200mは初めての距離であり、未知な部分が多い。
キタノエクスプレス
芝に転戦した近5走はオール連対。全て1200mであり芝1200mにおいて底を見せていない魅力がある。
前走は3勝クラスのバーデンバーデンCを勝利。勢いで重賞に通用するかが問題となるが、1.07.0という速い時計で好走したことは、想定される中京の馬場を考えると好印象となる。
カリボール
芳しくない結果の続いていた8歳馬だが近2走で突然に好走。前々走の鞍馬Sで3着に好走すると前走の福島テレビオープン1着。両レースはラップ構成が異なり、この2戦を見ると充実度が感じられる。
過去に重賞好走実績はなく、ここで重賞にまで通用するのかは不透明だが、ある種の確変に入っている感もあり、不気味さはあるかもしれない。
バースクライ
前走の北九州記念では10着。大外枠に入ってしまったことで、外を回らされた部分はあったが、一方でショウナンハクラクあたりと比べても見所がなかったと思える。ただし、北九州記念では休養明けで馬体重も大きく増えていた。前々走のオーシャンSで3着に入った実績があり、CBC賞で見直す余地はある。
唯一の重賞実績であるオーシャンS3着時の勝ち時計は1.08.0。時計が速くなった場合にどういった影響が出るのかは不確定要素。
レッドヒルシューズ
2勝クラス、3勝クラスを連勝中と勢いはある。前走の3勝クラスは小倉1200mで不良馬場であり未知な部分が多いが、それ故に面白さもあるかもしれない。
他方で連闘明けの一戦であり状態面は気にかかる。
ドロップオブライト
中京1200mの知立Sにて3勝クラスを勝ち上がった実績がある。
オープンに上がって以降は六甲S3着がある程度ではあるが、1200mを一度も使っておらず、今回のCBC賞が昇級後初の1200m戦となる。
知立Sのラップが1200mにしては後傾度が高い点が気にはなるが1.07.6という時計を出しており、1200mへの条件変更によりパフォーマンスが上がることを期待する手はある。
なお、ドロップオブライトは抽選対象であり、まずは出走することが目標となる。
何かしら参考になれば幸いです。最後までお読みいただきどうもありがとうございました。